**This is my blog post sharing my experience of transporting Cloud Integration to different tenant using CTM.**
日本語でのCTMを用いたCloud Integrationの移送設定手順があまり公開されていなかったため、自身の経験をもとに設定手順/内容をシェアします。
困っている方の役に立てば幸いです。
■このpostについて
- 目的：TMSを活用したCloud Integrationの移送設定手順について内容をシェアすること
- ゴール：実際にシェアした内容を皆様に見ていただき、業務や検証で活用していただくこと
- 前提条件：
- SAP BTPアカウントを複数持っていること
- 片方がトライアルアカウントでも可能です
- BTP Cockpitを操作するスキルを持っていること
- 基本的なUIの操作ができれば問題ありません
- 移送元/移送先サブアカウント双方にIntegration Suiteがサブスクライブされていること
- SAP BTPアカウントを複数持っていること
■全体の流れ（アジェンダ）
Content Agent Serviceの有効化
Process Integration Runtimeのサブスクライブ
Transport Modeの設定
Cloud Transport Managementの初期設定
HTTP Destinationの作成(Content Agent Service)
HTTP Destinationの作成(Cloud Integration)
HTTP Destinationの作成(Transport Management Service)
HTTP Destinationの作成(移送先サブアカウント)
Transport Nodeの作成
Transport Routeの作成
設定の確認(移送の実施)
※※以降は参考URLを見ながら設定を進めてください。間違えやすいと思った部分、ポイントの部分は本post内の本文に記載しています。※※
■設定手順-1.Content Agent Serviceの有効化（移送元サブアカウント）
- Content Agent Serviceのサービスインスタンス作成とサブスクライブ
- 移送元となるサブアカウント内でContent Agent Serviceのサービスインスタンスを作成します。
- 上記のサービスキーを作成します。(後工程のDestination作成時に使用します。)
- サービスキー作成時には下記URLstep8のJSONペーストは不要です。
https://help.sap.com/docs/content-agent-service/user-guide/create-service-key
- サービスキー作成時には下記URLstep8のJSONペーストは不要です。
Content Agent Serviceをサブスクライブします
Plan：free
Content Agent ServiceのUI権限作成と付与
- Role Collectionを作成し、下表のRoleを作成したRole Collectionに追加する。
- 上記で作成したRole Collectionを移送に使用するユーザへ付与する。
■設定手順-2. Process Integration Runtimeのサブスクライブ（移送元サブアカウント）
Process Integration Runtimeのサービスインスタンス作成
移送元のサブアカウント内でProcess Integration Runtimeインスタンスを作成する。
- Plan：api
- Space：Integration SuiteがサブスクライブされているSpaceを選択
- Roles：「WorkspacePacakgesRead」 と 「WorkspacePackagesEdit」も権限を付与
上記のサービスキーを作成する。
- Key Type：ClientID/Secret
■設定手順-3. Transport Modeの設定（設定対象：移送先/元Integration Suite）
Integration SuiteのTransport Mode設定
移送元のIntegration Suiteを開く。
トップ画面>Settings>Integrations>タブ：Transport を開く。
画面右下の「Edit」ボタンを押し、Transport Modeを設定する。
- Transport Mode：Transport Management Service
- Transport Mode：Transport Management Service
Integration Suite UIからTransportボタンを表示するための権限を付与
- ユーザに下記権限を付与する。
Role Name Role Template Application Identifier
AuthGroup_Administrator AuthGroup_Administrator it!****** WorkspacePackagesTransport WorkspacePackagesTransport it!******
- ユーザに下記権限を付与する。
■設定手順-4. Cloud Transport Managementの初期設定（設定対象：移送元Cloud Transport Management）
参考URL：https://help.sap.com/docs/cloud-transport-management/sap-cloud-transport-management/initial-setup
- 上記URL内のSet Up the Environment to Transport Content Archives directly in an Applicationに進む。
EntitlementsにCloud Transport Managementを割当
Cloud Transport Managementをサブスクライブ
Cloud Transport Managementを使用するための権限を付与
Cloud Transport Managementのサービスインスタンスとサービスキーを作成
- Spaceの新規作成は不要。Integration Suiteと同じSpaceにインスタンス作成をする。
■設定手順-5. HTTP Destinationの作成(Content Agent Service)（設定対象：移送元サブアカウント）
Content Agent ServiceのDestinationを作成
1.上記URL内のCreate SAP Content Agent Service Destinationに進む。
- Token Service URLは下記のような形式にする。
<サービスキー内のURL>/oauth/token
- Token Service URLは下記のような形式にする。
■設定手順-6. HTTP Destinationの作成(Cloud Integration)（設定対象：移送元サブアカウント）
- Cloud IntegrationのDestinationを作成
- 上記URL内のCreate SAP Cloud Integration Destinationに進む。
- URLは下記のような形式にする。
<サービスキー内のURL>/api/1.0/transportmodule/Transport
- URLは下記のような形式にする。
- 上記URL内のCreate SAP Cloud Integration Destinationに進む。
■設定手順-7. HTTP Destinationの作成(Transport Management Service)（設定対象：移送元サブアカウント）
1.Content Agent Serviceのサービスインスタンスを作成
- 上記URL内のCreate Cloud Transport Management Destinationに進む。
- Token Service Key Store Location/Token Service Key Store Passwordは設定不要
- Additional Property（sourceSystemId.CPI）のみ要作成。後工程で作成するTransport Node(移送元)の名称を入力する。
この時点では仮の値を入力しておき、Transport Nodeを設定後に正しい値を入れることも可能
■設定手順-8. HTTP Destinationの作成(移送先サブアカウント)（設定対象：移送元サブアカウント）
1.移送先サブアカウントのサービスインスタンスを作成
- 上記URL内のCreate Transport Destinationsに進む。
- URLは下記の形式にする。
https://deploy-service.cf.<Cloud Foundry環境API End Pointのリージョン以降>/slprot/<Org名>/dev/slp
※<Cloud Foundry環境API End Pointのリージョン以降>と<Org名>は下記画像内の赤枠で隠されている内容をそのまま記載可能。
ただし、OrgNameにスペースが入っている場合は"%20"でエスケープさせることが必要です。 User：S-User ID
Password：上記のログインパスワード
- URLは下記の形式にする。
■設定手順-9. Transport Nodeの作成（設定対象：移送元Cloud Transport Management）
移送元のTransport Nodeを作成
上記URL内のCreate Transport Nodesに進む。
Name：7.のAdditional Propertyに設定した値と同じ名称
Content-Type：空白
Destination：空白
移送先のTransport Nodeを作成
上記と同様のURLに沿って進める。
Content-Type：Multi-Target App
Destination：8.で作成したDestinationを選択
■設定手順-10. Transport Nodeの作成（設定対象：移送元Cloud Transport Management）
9.で作成したTransport NodeをつなぐTransport Routeを作成
上記URL内のCreate Transport Routesに進む。
→ここまでの手順でTMSや移送に使用するDestinationなどは設定が完了しています。
この後からはそれらが設定されているか、実際に移送を試して確認していきます。
■設定確認手順-11. 設定の確認(移送の実施)
- 移送で使用するユーザに下記権限を付与
- WorkspacePackagesTransport
- 移送元のIntegration Suite>Design>Integration and APIs>任意のパッケージ を開く
- 画面右上のTransportボタンを押下する。
- 移送のコメントを記載する。
- Transportボタンを押下する。
- 移送管理No.が割り当てられたことを確認し、OKボタンを押下する。
- 画面右上のTransportボタンを押下する。
- Cloud Transport Management>Transport Nodes を開く
- 移送先に設定されているTransport Nodeを選択する。
- 上記2-4. で表示されたNo.を探し、Importボタンを押下する。
- Statusが”Succeeded”になったことを確認する。
以上で設定と設定確認手順は終了です。
何かコメントがありましたら、お待ちしております。
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