Technology Blogs by SAP
Learn how to extend and personalize SAP applications. Follow the SAP technology blog for insights into SAP BTP, ABAP, SAP Analytics Cloud, SAP HANA, and more.
cancel
Showing results for 
Search instead for 
Did you mean: 
yuiyoshikawa
Product and Topic Expert
Product and Topic Expert
667
SAP Analytics CloudはSAPが提供するクラウドベースのアナリティクスソリューションです。

「BI(可視化) 」、「Planning(予算計画管理) 」、「Predictive(予測・機械学習) 」の機能を一つのプラットフォーム上で提供しています。これら機能は相互にシームレスに連携しながら活用することで、製品としての価値を最大限発揮することができます。

SAP Communityブログでは各機能のハンズオンをご紹介しており、本ブログは「Planning(予算計画管理)」のハンズオンです。
商品の販売計画の着地見込みを例にPlanning(予算計画管理)機能を体験するハンズオンとなっており、ブログは以下の3回構成でご紹介します。

第1回:アカウント登録及び計画モデル作成
第2回:計画入力画面の作成
第3回:着地見込み計画 

本ブログ記事は第2回:計画入力画面の作成となります。未実施の方は第1回よりご覧ください。第2回では、第1回で作成した計画モデルを活用し、計画を入力する画面を作成します。その中で、SAP Analytics CloudのPlanningの持つ「バージョン管理機能」等をご紹介します。

まず、最初にご注意頂きたい点を記載いたします。

※ SAP Analytics Cloudは、四半期に1度のペースで製品のバージョンアップが実施されます。そのため今後のバージョンアップにより、本ブログで紹介する画面キャプチャや、操作が異なる可能性があることをご了承ください。(本ブログは2023年10月に作成しています。)

※ 今回のご紹介する操作を行うにあたって、Google Chromeをご利用ください。

 

1.計画用ストーリーの新規作成


ストーリーとは、チャート、地図、テキスト、画像、ピクトグラムなどを画面上に自由に配置し、モデルに定義されたデータを説明するプレゼンテーションレイヤーです。計画の入力画面もストーリーにて作成します。

  1. 新規のストーリーを作成します。画面左上のメインメニューより、「ストーリー」→「キャンバス」を選択します。

  2. 「最適化されたデザインエクスペリエンス」が選択されていることを確認し、「作成」を押下します。




2.計画入力用テーブルの作成


新規作成したキャンバスに、テーブルを追加します。

  1. 1.キャンバスに追加するオブジェクトとして、「テーブル」を白い余白にドラックアンドドロップします。

  2. データソースを選択するダイアログがポップアップします。触ってみよう!SAP Analytics Cloud for planning―第1回:アカウント登録及び計画モデルで作成した「SampleData」を選択します。

  3. 空のテーブルコンポーネントがキャンバス上に配置され、右のパネルには、ビルダパネルが表示されます。本ハンズオンでは上半期の商品販売の実績情報をベースに、下半期の着地見込みの計画を入力するための表を作成します。

  4. ビルダパネルで、チャートの設定を行います。行の「+ディメンションを追加」をクリックし、「商品」を選択、列の「+ディメンションの追加」をクリックし、「年月」を選択します。

  5. 次に、テーブルの列の年月を四半期ごとに表示し、さらに1年分を表示させます。年月のフィルタボタンを選択し、「メンバーによるフィルタ」を選択します。

  6. 表示された年月のフィルタパネルにて、「入力値のないメンバーの表示」をONにし、Q1からQ4にチェックを入れます。「入力値のないメンバーの表示」とは、計画値のように現在はデータが存在していないディメンションメンバー(今回はQ3とQ4)もテーブルやチャートに表示するための機能です。

  7. テーブルのサイズを変更します。テーブルの下にカーソルを当てお好きなサイズに合わせます。

  8. 次に、テーブルに合計の行を表示します。「商品」のところで右クリックし、「表示/非表示」、「合計」を選択します。

  9. 同様に、「年月」のところでも右クリックし、「表示/非表示」、「合計」及び「入力値なし」を選択します。

  10. 結果、行と列に「合計」が表示され、「Q3」と「Q4」が表示されます。

  11. 次にテーブル内に表示されている数字のスケールと小数部を変更します。右上のブラシアイコンをクリックし、ビルダパネルからスタイルパネルに切り替えます。テーブルの黄色い枠内をクリックし、「スケール」で「百万」、「小数部」で「0」を選択します。

  12. 最後に販売計画を入力する「着地見込み」バージョンを作成します。メニューから「…More」→「バージョン管理」を選択します。

  13. 右側の「バージョン管理」パネルより、公開バージョンの「Actual」を「コピー」します。

  14. 「非公開バージョンにデータをコピー」というパネルが表示されます。「バージョン名」を「着地見込」と入力し、カテゴリで「予測」を選択、「すべてのデータをコピー」を選択してください。

  15. 以上の操作により、「着地見込」という「非公開バージョン」が作成されます。SACではデータのバージョンを公開バージョン・非公開バージョンに分けて管理することができます。非公開バージョンは、個人ごと、チームごとに、自由にデータを編集してシミュレーションを行い、確定した段階で公開バージョンとして、他ユーザに公開することができます。
    年初の確定予算を利用し、チームごとに修正を行ったり、期中の見直し予算を行うなど、複数のバージョンを作成することで、バージョン間比較を行い、予算シミュレーションや着地予測シミュレーションを行うことが可能です。
    右下の「閉じる」を押してビルたパネルを閉じます。

  16. テーブルに表示するデータを「着地見込」バージョンのみにします。ビルダパネルの「Category」のフィルタを開き、「Actual」のチェックを外します。

  17. 以上により、商品別にQ3とQ4の「着地見込」の計画を入力するテーブルが作成されました。最後に「保存」ボタンを押し、「商品別着地見込」と名前を入力し、保存します。


 

以上でストーリーの完成です。

今回は、販売着地見込を計画するための入力画面のストーリーを作成しました。第3回は、作成した着地見込み計画の入力画面を利用して、計画値の入力を行う操作についてご紹介したいと思います。

触ってみよう!SAP Analytics Cloud for planning―第3回:着地見込み計画 | SAP Blogs

尚、こちらのハンズオン後、そのまま「BI(可視化)」第2回のハンズオンを実施することが可能です(同一のデータソースを使用しています)。今回のハンズオンでは単純な表形式の入力画面の作成でしたが、ビジュアルなチャートと連動した計画入力画面の設計が可能になります。それによって、BIとPlanningを連動して活用できるということを体感できます。