Technology Blogs by SAP
Learn how to extend and personalize SAP applications. Follow the SAP technology blog for insights into SAP BTP, ABAP, SAP Analytics Cloud, SAP HANA, and more.
cancel
Showing results for 
Search instead for 
Did you mean: 
NaotoAkiyama
Advisor
Advisor
419

はじめに


この記事はSAP Inside Track Tokyo 2023に登壇した際の内容に基づいて、記述されています。
Week1の前夜祭の回に「【LCNC物語】いかにして私は市民開発者になったのか」というタイトルで参加しました。

この記事では、SAP Build Process Automationによる請求書登録の自動化を例に、市民開発者がどういった点に気を付けながら、市民開発を行っていくべきかを紙芝居形式でご紹介しております。

実際にどのようにSAP Build Process Automationで開発していくかのデモについては、こちらの記事をご覧ください。

SAP Build Process Automation による請求書登録の自動化!デモをたくさんお見せします!

SAP Build Process Automation



SAP Build Process Automationは、ノーコードでワークフローとRPAによるプロセスの自動化を行うソリューションです。RPAやフォーム、決定テーブルなどを組み合わせることで、プロセスの構築を行います。日々の業務プロセスを省力化・自動化するために、幅広く使用することが可能です。

請求書登録自動化のシナリオ


今回のブログでは、SAP Build Process Automationによる請求書登録自動化を例に、市民開発におけるTipsをご紹介しております。請求書登録自動化のシナリオは以下の通りです。

  1. 従業員が請求書の画像をコンピュータ上にアップロード。

  2. 従業員はワークフローを開始させるフォームを送信。

  3. ルールに従って、設定された上長に承認依頼が送信。

  4. 承認された場合、SAP S/4HANA CloudのAPIを経由して請求書が登録。拒否された場合、従業員に拒否通知が送信。


 

市民開発における4つのTips~漫画形式でご紹介~


それでは、市民開発における4つのTipsについて、紙芝居形式でご紹介したいと思います。
こちらは、財務部門に所属する山田くんと、IT部門に所属する斎藤くんの2人の物語です。山田くんの請求書のマニュアル入力という課題に対して、山田くんが市民開発者、斎藤くんがプロ開発者として解決を目指します。

Tips1:ローコード・ノーコードでも開発者のサポートが必要です



まず、ひとつ目のTipsは「ローコード・ノーコードでも開発者のサポートが必要」ということです。ローコード・ノーコード開発とはいえ、プログラミングの知識や感覚が必要になってきます。そこで、市民開発者が一人で開発するのではなく、プロ開発者がサポートすることによって、よりスムーズに開発を行うことができます。

Tips2:ローコード・ノーコードでは、ガバナンスに注意する必要があります。



2つ目のTipsは「ローコード・ノーコードでは、ガバナンスに注意する必要がある」ということです。特にSAP S/4HANAなど、外部のアプリケーションと連携する際には、ガバナンスが非常に重要になってきます。システムへの影響や安全性を考えて、プロ開発者がサポートする必要がございます。

SAP Build Process Automationのように、ローコード・ノーコードツールにはそういったガバナンスを担保できる機能があるので、ガバナンスの機能、さらにはガバナンスを維持できる体制を作って、市民開発を行うことが必要です。

Tips3:ローコード・ノーコードでは、市民開発者とプロ開発者の役割分担が必要です。



3つ目のTipsは、「ローコード・ノーコードでは、市民開発者とプロ開発者の役割分担が必要である」ということです。市民開発者は業務に対する知見、プロ開発者はIT・開発に対する知見と、それぞれが持っている知見やスキルは違います。お互いの知見やスキルといった強みを活かして協力することが、ローコード・ノーコードによる市民開発のひとつのTipsとなります。

Tips4: 一度、完成しても終わりではありません。



最後のTipsは、「ローコード・ノーコード開発では、一度、完成しても終わりではない」ということです。ローコード・ノーコード開発のメリットのひとつは、少ない工数で開発を行うことができるので、アジャイル開発がしやすいという点です。さらには、市民開発者は自身が作ったアプリケーションを、実際に使用することが想定されるので、使ってみて感じたことを、そのまま修正に移ることができます。

そのため、ローコード・ノーコード開発では、一度完成したら終わりなのではなく、実際に使ってみるなかで見つけた改善点を、その都度修正していくことが、より価値を発揮させるためには必要になってきます。

以上4つのTipsをご紹介しました。

  • ローコード・ノーコードでも開発者のサポートが必要です

  • ローコード・ノーコードでは、ガバナンスに注意する必要があります。

  • ローコード・ノーコードでは、市民開発者とプロ開発者の役割分担が必要です。

  • 一度、完成しても終わりではありません。


おわりに


ぜひ、本日ご紹介した4つのTipsを意識しながら、ローコード・ノーコードツールによる市民開発に取り組んでみてください。また、気軽に始められることも、ローコード・ノーコード開発の良い点です。今回の後続となるブログや、チュートリアルを参考にしながら、ぜひ一度市民開発にトライしてみてください。

後続ブログ:SAP Build Process Automation による請求書登録の自動化!デモをたくさんお見せします!

初心者向けチュートリアル:Build Your First Business Process with SAP Build Process Automation

以下、本ブログのもととなるSAP Inside Track Tokyo 2023におけるセッションです。こちらもぜひご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=7fT9vPHu5R8