SAP Inside Track Tokyo 2022 report week2 DT in Japanese.
SAP Inside Track Tokyo 2022 SAP Community イベントの第2回目が2/10(木)にオンラインにて開催されました。
毎週木曜日開催で今回含め濃厚な全6回シリーズとなっています。
今回のテーマはSAP S/4HANAに関するトピックをお届けします!
※著作権に関する断り書き:本ブログはイベント運営メンバーから依頼を受け執筆しています。事前にイベントのパネラー及び参加者全員に対して、本ブログにてイベントの内容が公開されることを周知し同意を得ています。
今年の #sitTokyo のテーマは
「Give and Share – みんなで助け合い 」 です。
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それでは、気になる本編のご紹介です。
目次
VIDEO
2/10(木) DTトラックまとめ
参加者
68社 171名
満足度
4.8点(5点満点)
内容4.8, 運営4.8, パネリスト陣4.8
平日にも関わらず、150名を超える方々にお集まりいただきました。前夜祭に引き続き多くの方に参加いただきました。満足度も4.8点とかなりの高評価でした✌
Auggie-4Kモニターほしぃさんのtogetterまとめブログ:
SAP Inside Track Tokyo 2022 Week2 SAP S/4HANA (2022/2/10開催)まとめ
Twitter #sitTokyo:
https://twitter.com/hashtag/sittokyo
オープニング
今回のナビゲータは
fumoto さんと
minok104 さんです。
オープニングからリモート開催の特性をフルに使って、ライブアンケートによる視聴者参加型のトークが展開されました。
例えば、こんな質問。
昨年に引き続き関東からの参加者が多いことがわかりました。オンライン開催とのことで九州など遠方からも参加できることが魅力的ですね!
中にはこんな質問も!「どう見てもカバ」といったコメントもあり、和気あいあいとしていることがわかります。
さて、ここからは各セッションのご紹介です。
"Fit to Standard"を実現するS/4HANA移行とその先に広がる世界 by arata_nishii さん
資料はコチラ:
slideshare
本日のトップバッターは、西井さん。Migration Cockpidの紹介から今後のSAP標準機能について幅広く説明いただきました!
セッションの冒頭に、S/4HANA移行に関してチェック。
2025年問題と叫ばれて久しいですが、導入できていない企業さんも多いようにアンケートから感じました。
Migration Cockpid の概要から使用する上で、移行計画や準備も大事であることをレクチャーいただきました。
自身も移行チームで作業したことがありますが、手戻りが多く非常に苦労しました。
早い段階で計画や準備を進めることが、実作業での手戻りを小さくするんですね!
SAPを標準化することによる世界は本当に幅広いものだと感じました。
特にモバイルデバイスの追加やセキュリティといったSAPの守備範囲の広さに改めて感心しました!
移行からSAP標準化後の世界と範囲の広い内容でしたが、体系的に説明されていたので非常にわかりやすかったです。
視座が高まったセッションでした!
S/4HANAへ行こう! by hiroshi.iguchi2 さん
前夜祭に続き井口さんが登壇されました。
タイトルを見た瞬間は「?」となりましたが、「移行」と「行こう」がかかってたんですね。笑
洒落たタイトルネームに惹かれました。
S/4HANA化する上でアドオンからFiori、ライセンスとSAPにまつわる全領域のチェックが必要な点がわかりました。
コンバージョンって本当に大変なんですね。。
チェックツールを使用する上で、事前にしていただきたい点も含めて紹介いただきました。
アドオンやI/Fといったかなり多くの観点を気にしながら検討することが重要だとわかりました。
コメントからはS/4HANA化する上での情報量に圧倒されている方もちらほら。
非常に勉強になるセッションでした。ありがとうございました!
ZDO(Zero Downtime Option)によるアップグレードのダウンタイム削減 by kaznori.miyamoto さん
移行トピックのセッションの後は、Basisの話題に移ります!
今回は、ZDOについてご紹介いただきました!
ZDOとスタンダードアプローチの違いについて述べています。
ブリッジ機能を使用することでユーザが使用できないダウンタイムの期間はSAPの再起動のみ!
「ダウンタイムをいかに短くするか」というテーマに対してかなりの効果がありそうですね!
ZDOの制約はかなり多くまだまだ利用する企業さんはなさそうです。
今後標準化が進めば進むほど、ZDOの導入は容易になりそうです。
最後には宮本さんの個人的意見としながらも、導入イメージについてまとめていただきました。
私はこのスライドがあることで理解度をかなり深めることができました!
参加者からは、ZDOがわかりやすい!という意見が多くありました。
また、BASISの方への日頃の感謝のコメントも目立ちました。
移行オブジェクトモデラを使った移行オブジェクトの作り方 by koichiro.ogawa01 さん
資料はコチラ:
slideshare
Basisトピックのセッションの後は、再び移行の話題に移ります!
今回は、移行オブジェクトの作り方についてご紹介いただきました!
移行オブジェクトの作り方ですが、頻繁に使用されるものは提供されているようです。
自身は移行の理解がないので、全て作成するものだと勘違いしていました。
安心です。
説明を聞く中で、今後は移行コックピッドが移行ツールの標準になっていくと思いました。
小川さんが実際に作成したものを見ることができたので、仕組みの理解を含めることができました!
普段から移行コックピッドを使用されている方も「仕組みについて理解が深まった!」といったコメントが見受けられました。
やり方について一通り理解できたので、理解をより深めるためにも実践してみたいと思います!
Fiori Elements でタコゲームを管理したい by natsumi.kojima さん
ここまで技術的トピックが続きましたが、一転してゆるふわな話題に!
タイトル聞いただけではまったく想像できなかったこともあり、とにかく気になっていたトピックでした。
Fiori Elements といった最近話題の開発手法ですが、開発経験ありの方もそこそこいらっしゃいました。
小嶋さんは今回のセッションで9つの工程を通じて機能拡張をされていました。
どの工程でも画像のようにプロパティの項目を変更したりとコーディングなしで改修されていることがわかります。
自身もコーディングには明るくはないので、かなり感動しました!
かなりシンプルな仕様であることもさることながら、アドオン要件の85%がカバーできることが衝撃的でした!
自身も要件定義フェーズに入った際に、是非とも参考にさせていただきたいと思いました。
話題が身近なものであったことからもコメントが多く見受けられました!
まとめスライドの最終行にあるように、アドオン要件を Fiori Elements でカバーできないかといった実務の面でも参考になるセッションでした。ありがとうございました!
今から始めるRAP! ~ RAPはOData開発をどのように変えるのか ~ by mioyasutake さん
資料はコチラ:
slideshare
セッションの最後は、OData開発に関する話題に移ります。
今回は、RAP Generatorの使い方についてご紹介いただきました!
セッションの冒頭に、RAPに関してチェック。
使ったことのない方がほとんどでまだまだ浸透していないことがアンケートから読み取れます。
RAPをライブデモで実践していただきましたが、手軽に始められるものではなく、学びの必要が多いことがわかります。
また、現在では使用シーンが限定的であることにも課題がありそうですね。
「完全理解を目指すのではなく、少しずつやりたいことを追加していく」今回のテーマに関わらず非常に大事なことを再認識しました!
最終スライドにありましたが、「完全理解を目指すのではなく、少しずつやりたいことを追加していく」今回のテーマに関わらず非常に大事なことを再認識しました!
ライブデモが非常に丁寧だったので、多くの質問が寄せられていたことがセッションの理解度に直結していたのではないでしょうか?
参加できなかった方は是非確認してみてください。ありがとうございました!
クロージング
参加者のこの後のアウトプットと満足度のアンケートでクロージング。
今回は移行やBASISと普段馴染みのない分野のセッションもあったかと思います。
私も同様苦労したセッションがありましたが、何度も動画を見返すことで理解度を高めることができました。
運営の方が動画をアップロードしてくださっているので、是非見返してみてはいかがでしょうか。
#sitTokyoではどんな形であってもアウトプット大歓迎です!ツイートでもコメントでも是非ご自身の感想をアウトプットしてみてください!
最後に、パネリストの皆さん、スタッフの皆さん、参加者の皆さんありがとうございました!
(※集合写真を公開することについてイベント運営メンバーより許可を受けています)
次回「ISP - Intelligent Suite Solutions and Processes IIS - Integrated Intelligent Suits」トラックは、2/17(木) 19:30スタートです!
トピックは「SAP S/4HANA + インテグレーション」になります。
ふるってご参加ください!!