このブログ投稿は、下記5つのパートの4番目の “チャットボットの作成: ステップ3” です。
- 作成するチャットボットの概要説明と必要な準備
- チャットボットの作成: ステップ1(ボットの作成、インテントやエンティティの作成)
- チャットボットの作成: ステップ2(スキルの作成)
- <このブログ投稿>チャットボットの作成: ステップ3(チャットのテストとログの紹介)
- CAI を利用したお客様のプロジェクト事例
チャットボットの作成のステップ3として、いよいよチャットのテスト実行とログデータの紹介をしていきたいと思います。
チャットのテスト実行
チャットのテストを実行するには、右下の黄色いボタン “Chat Preview” をクリックします。
チャット画面が開いたら、スキルを起動するために、スキルのトリガーに設定したインテントにある文言(ここでは、“翻訳お願いします”)を入力してチャットを開始します。
チャットの流れは下のようになり、設定した通りの動きになっているかと思います。
ドイツ語とフランス語を選択した場合は、下のようになります。
チャットの動画
尚、チャットのテストをしている動画は
こちらになります。実際にどのように動ているのかを理解するにはスクリーンショットよりもわかりやすいかと思います。
ログなど CAI のランタイムデータの確認
メモリーに設定された値など、CAI が保持しているランタイムデータを確認するには、それぞれのチャット内容の右上に表示されている “ i ” ボタン(インフォメーションボタン)をクリックします。
会話の押す場所によってその時のデータ内容が変わります。
Monitor タブの情報
Monitor タブを開き、“Log Feed” を確認すると、チャット内でどのような文言が入力され、それらがどのインテントに振り分けられたのか、どのようなエンティティが含まれているのかといったことを確認することができます。
Usage Metrics では、下のような統計情報を確認でき、よく使用されているインテントやエンティティなどを確認することが可能です。
今回作成したボットは、1つのインテントしかなく、かなりシンプルなものであるため、Training Analytics は表示することができません。
Conversation Metrics はまだ実装されておりません。
まとめ
このブログ投稿では、チャットのテスト実行、ログなどモニタリング情報の紹介をしました。チャットの動きを見て、今まで設定してきたところの意味合いがよりわかりやすくなったかと思います。
後続のブログ投稿では、実際に SAP Conversational AI を利用して実装した事例を紹介しておりますので、興味のある方はそちらのブログも参照してみてください。
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