こんにちは!今回はSAP Analytics Cloudのテナント間でコンテンツネットワークを利用してコンテンツを移行する方法についてご紹介します!
SAP Analytics Cloud は、移送機能により、作成したコンテンツを、他のテナントに移送することが可能です。ウィザード形式の簡単な操作で、移送するオブジェクトの選択、移送先テナントの指定、共有権限など、移送設定を行うことできます。
本ブログでは、SAP Analytics Cloudの移送機能を使ってコンテンツを移送する手順をご紹介します。
詳細の手順についてはこちらのヘルプページをご参照ください。
【前提条件】
移送ユニット毎に、ファイルがクラウド上に保存されます。セキュリティオプションを含むフォルダに格納できます。処理はバックグラウンドで行われ、マニュアルダウンロード/アップロードが不要です。
多くのオブジェクトタイプがサポートされ、サービスにインポート可能な移送ユニット(フォルダ・ストーリーなどの移送可能なオブジェクトの集まり)のみが表示されます。
ソースのテナントより新しいバージョンで作成された移送ユニットは表示されません。(つまり、ファストトラックリリースサイクルで登録された移送ユニットが存在し、現在のテナントはまだそのバージョンに更新されていない場合は表示されません)
サポートされていない古い移送ユニットは引き続きインポートできますが、警告メッセージが表示されます。
コンテンツネットワークによる移送でサポートされる移送ユニットは、バージョンが同じ~2つ前の四半期リリースである必要があります。つまり、バージョンが3つ以上離れているテナント間ではコンテンツネットワークは利用できません。
作業ステップ
では手順をご紹介します。
手順① 左のメニューから[移送]>[エクスポート]を選択します
手順② [コンテンツネットワークストレージ]タブにいることを確認し、
[マイコンテンツ]フォルダを選択します。
[マイコンテンツ]ページには、エクスポートしたパッケージや、編集または削除の権限を持つ他のシステムからのパッケージを含む、パッケージとフォルダーのリストが表示されます。パッケージの名前を選択すると、その概要が表示されます。
手順③ [+](新規エクスポート)を選択します。
手順④ [コンテンツの選択]ページで、エクスポートするコンテンツを選択します
手順⑤ [パッケージ プロパティの設定]ページで、パッケージの[名前] 、 [説明]、および[詳細]を入力します。
手順⑥ [宛先]セクションを使用して、下記の手順でエクスポートの共有宛先とコンテンツのアクセス レベルを選択します
1.+(宛先の追加)を選択して、新しい共有宛先を追加します
2.[宛先タイプ]ダイアログで、追加する宛先のタイプを選択します
3.[アクセス]ボックスで、共有先に付与するアクセス レベルを選択します。複数のアクセス レベルを追加できます。
4.「追加」を選択して宛先を追加します
5.必要に応じて、さらに目的地を追加します。アクセスレベルを編集したり、 「追加された宛先」テーブルから宛先を削除したりすることもできます。
6.完了したら、[OK]を選択します。
手順⑦ コンテンツをインポートする前にユーザーに利用条件に同意してもらいたい場合は、利用条件スイッチをONに設定します
手順⑥ [次へ]を選択して、パッケージの概要を表示します。
※問題がある場合は、ページ左下に警告アイコン( )が表示されます。クリックすると修正方法が表示されます。
すべて問題がなければ、「エクスポート」を選択します。
手順① 左のメニューから[移送]>[インポート]を選択します
手順② [コンテンツ ネットワーク ストレージ]タブの下に、パッケージとフォルダーのリストが表示されます。インポートするパッケージ(前の手順でエクスポートしたもの)を選択します。
手順③ コンテンツの概要を示すダイアログが表示されます。[概要]タブで、 [インポートの概要]テーブルを参照して、 インポート設定の概要と、システム上の既存のコンテンツが上書きされるかどうかを確認します。
手順④ [インポート オプション]タブで、 [上書き設定]のオプションを選択します。
インポート用に選択したオブジェクトがシステム上に存在しない場合、オブジェクトが作成され、そのデータがインポートされます。システムにすでに存在するオブジェクトの場合、上書き設定によってオブジェクトとそのデータを更新するかどうかが決まります。
この設定により、システム内の既存のオブジェクトが上書きされたり、新しいデータで更新されたりすることがなくなります。インポート用に選択されたオブジェクトがシステムにすでに存在する場合は、通知されます。たとえば、インポートされたモデルのデータを独自のデータに置き換えた後、このデータの上書きを避けたい場合は、この設定を選択できます。
インポートされたモデルの構造に変更を加え、その変更が失われないようにしたい場合は、この設定を選択します。データは各オブジェクトにインポートされますが、オブジェクト自体は更新されません。モデルのプライバシーとデータ アクセス制御の 設定、およびユーザーとロールの権限設定は変更されません。
システム上のオブジェクトは上書きされ、そのデータは更新される可能性があります。各役割に割り当てられた対応する権限も更新されます。たとえば、ビジネス タスクにコンテンツを使用しない場合は、このオプションを選択できます。[アクセス許可の削除]を選択して、モデルとディメンションのプライバシーとデータ アクセス制御の設定を削除します。
手順⑤ [コンテンツ]リストで、インポートするオブジェクトと、インポートされた各ディメンションおよびモデルのデータを含めるかどうかを選択します。
手順⑥ [インポート]を選択します。
インポートプロセスが開始されます。プロセスが完了した場合、またはエラーが発生した場合は、通知を受け取ります。
[オブジェクトまたはデータを上書きしない]または[データのみを上書きする]を選択した場合は、既存のコンテンツの上書きを避けるためにインポートされなかったコンテンツがあるかどうかを通知で知らせます
これで手順は完了です。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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