演習の目的
UXデザイン・シンキングでアプリ画面のプロトタイプができたら、次はバックエンドとフロントエンドの並行開発です。この演習2では、バックエンドのサービスがまだ完成していない段階で、データモデル定義を使ってアプリ開発し、モックデータを使ってテストします。開発、テストのスムーズな点を体験します。
早い段階でお客様にプロトタイプを見せたり、プリセールスデモでは、モックデータを使って意味あるデータをセットしてデモを実施できます。
SAP Fiori アプリはバックエンドのデータをOData サービスを介して動くデザインです。まだバックエンドのODataサービスができていない段階でも、データ定義のEDMX ファイルを使ってアプリの開発をスタートできます。
デザイン・シンキング、画面のモックアップができた段階で、データモデルを定義します。そのEntity Data Model file (EDMX) を使って、フロントエンドとバックエンドの並行開発を行います。
openSAP のページからデータモデル定義ファイルをダウンロードします。https://open.sap.com/files/6b0ebe1a-3181-4b20-bb08-3e7ef8c357f7
ZIP なのでファイルを展開してローカル保存しておきます。
New Projectウィザードのステップ3. Data Connection でFile System ソースを選択し“schema_file_salesorder.edmx” を読み込みます。Next で次へ。
バックエンドのOData サービスがまだ完成していないので、アプリをテストすることができません。SAP Web IDE には便利な機能、モックデータでアプリをテストするオプションがあります。SAP Web IDEがランダムにデータを生成して、ランダムデータでテストできます。また、JSON ファイルからテストデータを読み込む事もできます。開発者にとってはうれしい機能です。
まずは、ランダムデータでアプリのテストをしてみましょう。
ランダムデータでアプリの動作テストは出来るのですが、意味のあるデータを利用ユーザに見てもらってフィードバックを得る事が重要です。SAP Web IDE ではモックデータをマニュアルで編集できる機能があり、JSON ファイルを作成できます。
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