1. はじめに
本内容は、概要編、各機能とInstanceの登録編、Requestを作成するハンズオン編の3回に分かれた構成になっています。
本ブログは、第二回各機能とInstanceの登録編です。Navigation areaに表示されている機能およびそれらの詳細情報を紹介しています。
尚、Integration Assessmentの概要は
①概要編からご確認ください。

Fig.1 実際のIntegration Assessmentの画面
2. Settingsの紹介
Settingsでは、Integration Assessmentにおけるマスターデータを確認することができます。
Integration Domainsでは、連携領域の一覧が記載されています。Cloud2CloudやCloud2OnPremiseなどがあり、それらをクリックすると連携領域に関する詳細説明が確認できます。

Fig.2 Integration Domains

Fig.3 Integration Domainsのイメージ図
Integration Styleでは、連携手法の一覧が記載されています。定義上6種類記載されていますが、ブログ掲載時点で利用可能な連携手法はData IntegrationとProcess Integration、複数Integration Styleを組合せるCross Use Integrationの3種類のみです。

Fig.4 Integration Styles
Integration Use Case Patternsは、ユースケース、その定義、ユースケースに適応している連携手法などが確認できます。Requestを作成する際にUse Case Patternsを回答する必要があるため、言葉の定義や該当のIntegration Styleを確認するのが良いでしょう。

Fig.5 Integration Use Case Patterns
Integration Areasでは、連携領域に対応する連携手法が確認できます。マトリックスで確認したい場合は、AnalyseのIntegration Areaからも確認できます。

Fig.6 Integration Areas
Key Characteristicsでは、Requestを作成する際の判断材料になります。
Requestを作成するにあたり、質問に出てくる言葉の定義などを予め確認することができます。

Fig.7 Key Characteristics
Deployment Modelsでは、開発環境である、On-Pre、Private Cloud、Public Cloudの3種類から選択できます。

Fig.8 Deployment Models
Requestを作成する際に質問される項目が記載されています。Interface Requestは技術観点での質問、Business Solution Requestはビジネス観点での質問項目になります。
この質問はデフォルトだけではなく、お客様ご自身で質問を追加および削除することが可能です。

Fig.9 Questionnaires
3. Configureの紹介
Configureタブでは、連携システムや連携ツール、それらのベンダーを確認することができます。
Applicationsでは、デフォルトで登録されたSAPシステムの一覧を確認できます。

Fig.10 Application Profile
ここで、Application Profileにデフォルトでは存在していないSAP製品およびNon-SAP製品の追加をしてみましょう。今回はSAP製品であるSuccessFactors Employee Centralを追加します。
まずCreateをクリックします。

Fig.11 Createから追加
SAP SuccessFactors Employee Centralを選択し、Createをクリックします。

Fig.12 SAP SuccessFactors ECの追加
追加するとApplication Instanceの一覧に表示がされます。登録後はIntegration Policiesを確認すると、SAP SuccessFactors Employee Centralに対応する連携ソリューションが定義されていないため、Not Availableです。

Fig.13 SuccessFactorsの登録
Analyse>Integration PoliciesからSAP SuccessFactors Employee Centralに対応するTechnology Integrationの登録を行います。
Editをクリックします。
Fig.14 Integration Policiesの登録
該当の連携ソリューションの追加ボタンをクリックします。

Fig.15 Integration Policiesの追加
SAP SuccessFactors Employee Centralにチェックを入れ、選択します。
追加したら、Doneをクリックします。

Fig.16 Integration Policyの追加完了
Configureに戻り、Application Instanceを確認します。
Application Instanceでは、連携したいシステムをCreateから追加します。連携元と連携先のシステムを登録します。

Fig.17 Application Instanceの追加
Application Instanceを追加します。各項目を入力後、Createをクリックします。
Integration Technologiesでは、システム同士を連携する際に使用する連携ツールを確認できます。デフォルトでは、SAP製品が登録されています。

Fig.18 Technology Profile
Technology Instanceでは検討している/比較したい連携ツールをCreateから追加します。


Fig.19 Technology Instanceの追加
Technology Instanceを追加します。各項目を入力後、Createをクリックします。
Vendorsでは、SAP以外のベンダーの名称を登録することができます。ここで登録することで、Application Profileでサードパーティーの製品を登録する際にベンダー設定することができます。
Fig.20 Vendorの登録
4. おわりに
本ブログでは、Navigation Areaにある各機能を紹介しました。
次回のブログでは、実際にRequestを作成するステップを紹介します。