はじめに
この記事は、今年の
SAP Inside Track Tokyo 2023 で発表した内容をベースとしています。
私はWeek2のDigital Transformation with SAP S/4HANA & AIのトラックで、Flexible Programming Modelで「Fiori elements or フリースタイル」の壁を打ち破るというタイトルで登壇しました。
サマリ
Flexible Programming ModelはOData V4ベースのFioriアプリを作成するときに使える開発手法
Fiori elementsのような見た目を提供しながら比較的自由な拡張ができるという特徴がある
Flexible Programming Modelを使うことで嬉しいのは、開発を始める前に「Fiori elementsか、フリースタイルか」で悩まなくてよいところ
Fiori elementsにフリースタイルのページやセクションを組み込んだり、フリースタイルのアプリにFIori elementsのページや部品を組み込むことができる
Flexible Programming Modelの概要
Fiori elementsにフリースタイルを組み込む例
フリースタイルにFiori elementsを組み込む例
セッション内容
Flexible Programming Modelとは
Flexible Programming Modelは何がうれしいか
Flexible Programming Modelが提供する3本柱
どんなことができるか
Flexible Programming Modelを使うために必要なこと
VIDEO
おわりに
セッションの中ではよいところばかりに焦点を当てていましたが、Flexible Programming Modelを実際に使うとなるとまだハードルが高いと感じています。主な理由はリソースの少なさです。以下の参考リンクに紹介したようなドキュメントやYoutubeの動画は存在していますが、SAP Communityにはまだ情報が少ないのが現状です。
ただ、ありがたいことにOData V4のFiori elementsテンプレートはそのままFlexible Programming Modelに対応しています。初めから「Flexible Programming Modelを使うぞ」と意気込んで始めるというよりは、Fiori elementsのテンプレートで初めて、拡張したい要件が出てきたらドキュメントなどで調べて足していく、という使い方がよいのではないかと考えています。
参考リンク