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NaotoSakai
Product and Topic Expert
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SAP Build Appsに生成AIを使用した非常に便利な新機能が追加されましたので御紹介したいと思います。
BTP Destinationを使用して作成されたエンティティを利用してのそれの読み込み・作成・編集・削除用のページの自動作成機能です。非常に楽になりますよ。

前準備

まず、生成AI機能を有効にする必要があります。有効にするにはSAP Build Appsではなく、SAP Build LobbyからControl Tower→Generative AIをクリックし

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Enable Generative AIのスイッチを有効にします。

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これで本機能が使用できるようになります。

注意その1:
このスイッチを有効化することにより、同じサブアカウントにあるSAP Build Process AutomationのGenerative AI機能も有効化されます。SAP Build Appsだけ/SAP Build Process Automationだけ有効にするということは出来ませんのでご注意ください。双方とも現在開発中のプロジェクトに影響は有りませんが、開発ツールの中に"これまで表示されていなかったボタンが表示される"という形で機能が追加されますので必要そうであれば開発メンバーに事前にアナウンスしたほうが良いかもしれません。
注意その2:
現在SAP Build Apps/SAP Build Process Automationの生成AI機能には使用回数等制限が設けられています。今回紹介するSAP Build Appsのページ生成機能は「1ヶ月1ユーザーあたり100リクエスト」という制限があります。

 

 

使ってみる

この機能はBTP Destinationを使用したIntegrationに機能します。テストとしてはCUDの操作が確認できるようにCAPを使用してSAP HANA Cloudデータベースのテーブルに対してODataを使用できるようにしたものが望ましいですが、ない場合はおなじみのNorthwindサービスに対してDestinationを設定しても良いでしょう。

BTP DestinationをIntegrationsでSAP Build Appsで使用できるようにします。ODataであればその中のエンティティを有効化すると

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このようにこれまでなかった「Generate Pages」というボタンが表示されます。早速クリックしてみましょう。

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ページ一覧を確認すると

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このようにページが3つ追加され、スタートページに設定したページに一覧表示へのリンクボタンが追加されます。プレビューで実行してテストしてみましょう。

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スタートページに追加されたボタンをクリックすると

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データの一覧表示のページに移行します。右上のAddボタンをクリックすると

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データの追加用のフォームに移動します。記入してSaveボタンをクリックすると実際に新規行として保存することが出来ます。

一覧表示のページで表示されている行をクリックすると

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その行のデータの詳細表示することが出来ます。右上のDeleteボタンをクリックすると

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ダイアログが表示され、実際に削除することが出来ます。Editボタンをクリックすると

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データ編集用のページに飛び、実際に編集保存することが可能です。

ほぼ一瞬でこのようにページが生成されます。大したものです。

私が個人的に「おっ!」と思ったのが、エンティティに対してページを生成した状態で他のエンティティに対してのページを更に生成させると

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このようにスタートページにもう一つ追加したエンティティ用のボタンが表示されることです。メニューのようになりますので便利ですね。

生成されたページは当然編集が可能です。好きなデザインに変えるもよしですし、例えば削除は出来ないように削除用のロジックやボタンを削除するということも出来ます。現在は入力フォームなどでデータ型のチェックは行っておらず、例えば数値型のフィールドに文字を入力することが出来てしまう等の問題がありますので、加えるとしたらそういうロジックでしょうか?
突き詰めていくと不満は出てきますが、しかしながらここまで簡単にページが生成できるというのは非常に楽です。例えばデータベース上のマスターテーブルの編集アプリなんてODataで公開してさえいれば、この機能を使えばあっという間に出来てしまうということになりますので。

アプリのベースとして十分使える機能です。ぜひ使ってみてください。

※現在BTP DestinationのREST APIに関しては動作はするものの、listで返されるデータを基準にしてロジックを組んでしまうようで CUD操作に関してはうまく動きません。ODataのみ対応と考えたほうが良さそうです。