今回の新型コロナ対策によって、今後もリモートワークを取り入れている企業も増えているかと思います。
SAPでは、以前より世界中の従業員がオンラインでいつでもSAPの製品・ソリューション及び関連知識を効率的に習得できる仕組みを提供しています。
社内向け以外にも、社外のお客様やパートナー様、SAPに関心のある方々向けに提供しているオンライン学習サービスがあり、今回はその2つをご紹介したいと思います。
いずれも無償で、プロフィールを登録すればどなたでも閲覧・学習を行うことが出来ますので、ぜひご関心がある方はまずアクセスしてみてください。
1.
SAP Discover(日本版)
SAP Discoverは、業種・ソリューション(対応製品)軸で組み立てられた、日本語でのWebセミナーサービスです。(厳密には、日本以外の地域でもSAP Discoverは提供しています)
事前に案内されたタイミングでLIVE形式で行われ、その場で講師にチャット形式で質問することができます。また、登録済みのユーザであれば、LIVEを逃しても、過去のアーカイブされたセミナーコンテンツをいつでも視聴することが出来ます。
各コンテンツは、SAPジャパン所属の各領域エキスパート(及びSAPパートナーエキスパート)が、30分程度の長さでコンパクトにまとめ、内容を分かりやすく説明しています。これまで学んできた製品の復習だけではなく、今まで接点が薄かった領域や関心のあるテーマについても、ぜひ視聴してみてください。
コンテンツのダウンロードはできませんが、アーカイブ動画は再生画質や再生速度を調整することができますので、アクセス環境や確保できる時間に応じて柔軟に視聴することが出来ます。
2.
Open SAP
こちらは、学習プラットフォームMOOCsをもとにSAPが2013年から世界中で提供しているオープンなオンライントレーニングです。
形式はオンライン講義形式で、事前に案内されたコース(いつでも参加できるリプレイ型コースもあります)に申し込むと、各週ごとにテーマに沿った資料・説明動画(大体15分前後の長さ)・理解度を測るクイズ・議論する場が与えられ、4週分の講義を経て最終的な修了テストに合格することで、修了証明書が授与されます。
講義内容は、SAPの製品や関連知識だけでなく、例えば「DX時代に必要なリーダーシップ」や、「データサイエンティストに必要な統計知識」など、デジタル時代に必要とされるスキル・マインドセットも学ぶことが出来ます。また、聞くだけで学べるPodcastコンテンツも追加されているため、普段なかなか学習時間の確保が困難な方々には特におすすめです。
SAP Discover同様に、修了後のコンテンツ再閲覧はいつでもできます。さらに、Open SAPではスマートデバイス用専用アプリ(App Store, Google Play両方で入手可能)も提供しており、コンテンツをダウンロードすることで、オフライン環境でも学ぶことが出来ます。
残念ながら、本投稿時点ではOpen SAPの講座は日本語での提供がありませんが、SAPグローバルのエキスパートが、例えばintelligent RPAなど最新製品も分かりやすく紹介していますので、SAPの最新情報をキャッチアップしたい方にもお勧めできます。
以上が、SAPが外部向けに提供している代表的なオンライントレーニングサービスです。
いずれも豊富なコンテンツが満載ですので、ぜひ少しでも関心を持っていただけたら、まずは登録して色々と閲覧してみてください。
読者の皆様の多様なワークスタイルに添ってうまく活用いただければ幸いです。