こんにちは、クニエの大野です。
前回 は PDF に電子透かしを入れる Java Application の概要を伝えました。
今回はHANA Cloud Platform(以下、HCPと略) 上で java の開発環境を構築する手順について説明します。
前回、開発環境には以下が必要と伝えています。それぞれの準備の仕方について伝えていきます。
1.HANA Cloud Platform Trial
2.Eclipse(Luna 又は Marsを利用)
3.SAP HANA Cloud Platform Tools for Java(Elipse Plugin)
4.iText
Sekihara さんのこちらのブログが参考になりますので、こちらの 「SAPクラウド演習1. HCP初回環境設定」 準備1 - 準備4 を実施します。
HANA Cloud Platform のチュートリアルに手順(英語)がありましたので、下記手順を実施します。
Configuring Eclipse with SAP HANA Cloud Platform Tools for Java
http://go.sap.com/developer/tutorials/hcp-java-eclipse-setup.html
Developing and deploying a basic Java application on SAP HANA Cloud Platform
http://go.sap.com/developer/tutorials/hcp-java-basic-app.html
「Developing and deploying a basic Java application on SAP HANA Cloud Platform」は今回とは関係がない、「Hello World!」を表示させるプログラムなのですが、HCPの管理画面を経由しなくてもプログラムをデプロイ(展開)するのを実感できる良い題材です。
是非、開発環境の構築と兼ねて試してみてください。
itext-5.5.9.zip をダウンロードします。次の回にてここの zip ファイル内から必要な jar を抽出して、Eclipse のプロジェクトに追加します。
https://github.com/itext/itextpdf/releases/tag/5.5.9
Maven を使う場合にはこちらに手順が紹介されています。
http://developers.itextpdf.com/ja/node/1681
「Developing and deploying a basic Java application on SAP HANA Cloud Platform」を実行してみて頂けるとわかると思うのですが、こちらはサーバの構築をせずにプログラムをデプロイしています。
似たようなサービスで、AWSの AWS Elastic Beanstalk というのがあります。こちらは内部的には仮想サーバを構築して、そこにプログラムを展開しています。そうなりますと、その分の覚える作法が増えて作業ミスを起こす可能性が増えます。
HCPの Java Application はそのような考慮が不要でどちらかというと、有名な PaaS サービスである、Heroku に近い印象です。
HCPもHerokuと同じく、コマンド絵 Java Application をコマンドでデプロイする手順があります。
https://help.hana.ondemand.com/help/frameset.htm?937db4fa204c456f9b7820f83bc87118.html
PaaSサービスとして有名なものと近い感覚で使えますので、
その点から見てアプリケーション開発者かつ SAP ビジネスに関わる方には HCP は良い選択肢だと思います。
次は実際に電子透かしを入れる Java Application を作っていきます。
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